アーニャのちっとらーち

ロシアの大学院に進学した人の記録ノート

ロシア国費留学書類提出について

国費留学の応募の中で最もめんどくさく、かつ重要なのが
翻訳作業、公証役場でのアポスティーユ、そして大使館での翻訳証明の手続きです。

前回も書きましたが、
そのアポスティーユと翻訳証明の提出が必要になる時期は、第一回の書類審査と面接審査を通過した後です。
しかし、面接の日程にもよりますが、この手続きは複雑かつ面倒臭いので、なるべく早く片付けておきたいですね。公証役場はさておき、大使館の予約状況によっては1ヶ月後の予約になることも多いので注意が必要です。

ロシア語への翻訳など、自力で出来る人は今すぐタダでできるので、面接結果を待たずに進めておくといいでしょう。
応募要項によると翻訳のサポートが必要な方には翻訳例を送ってくれるそうです。
全力で使っていきましょう。👌☺️



まず、必要になる事は

🍎自力か業者に頼んでロシア語に翻訳
パスポートのカラーコピーのロシア語訳
在学証明書、成績証明書、健康診断関係書類のアポスティーユのロシア語訳
研究概要レポート(博士課程)のロシア語訳

🍎在学証明書、成績証明書、健康診断関係書類の外務省のアポスティーユ認証
外国でこれらの文書が公文書として機能するために、外務省の認証が必要になります。
しかし、これらの書類は私文書に値するので、外務省のアポスティーユを受け取る前に
まず公証役場で公証人の認証をうけなければなりません。
本来であれば、公証役場→法務局→外務省の流れでアポスティーユを取得しますが、
東京都、神奈川県内の公証役場ではこれを一括して行う「ワンストップサービス」があります。
なのでその地域での公証役場で行えば1日でこの手続きを終えられます。

🍎大使館での翻訳証明
パスポートの翻訳証明
在学証明書、成績証明書、健康診断関係のアポスティーユの翻訳証明




つまりどういうこと?ーー

☝️ステップ1
ロシア語翻訳を自力で行うのか、業者に頼むのかを決める。


☝️ステップ2
ロシア語への翻訳を行う。
パスポートのカラーコピー
在学証明書
成績証明書
健康診断関係書類
研究概要レポート(博士課程)←初めの提出時は英語かロシア語と書いてありますが、結局翻訳するなら初めからロシア語で書いた方が楽説

☝️ステップ3
在学証明書、成績証明書、健康診断関係の書類
それぞれの原本:日本語と、自分または業者が作成したロシア語訳文を持って公証役場に行きます。
またそれらに「宣言書」と呼ばれるものをつけなければなりません。
宣言書には、大きく、「正しくロシア語に翻訳したということを証明する」趣旨の事を書きます。
宣言書について、詳しいことは直接公証役場にお問い合わせ下さい。


なので例として、
1枚目: 宣言書 日本語、ロシア語
2枚目: 在学証明書
3枚目: 成績証明書
4枚目: 健康診断書
5枚目: 肝炎証明書
6枚目: HIV証明書
7枚目: 結核検査
8枚目:在学証明書 ロシア語
9枚目: 成績証明書 ロシア語
10枚目: 健康診断書 ロシア語
11枚目: 肝炎証明書 ロシア語
12枚目: HIV証明書 ロシア語
13枚目: 結核証明書 ロシア語

というかたちに冊子にして持っていきます。冊子にすることで、アポスティーユの費用を安くできます。
公証役場では、公証人の前で直筆サインをします。
これをもって、ワンストップサービスのある公証役場では、公証人の証明と外務省のアポスティーユを発行します。
この冊子の1番後ろに、外務省のアポスティーユの紙が添付され、それぞれのページに印鑑が押されます。


☝️ステップ4
大使館にて、翻訳証明。
パスポート原本とロシア語訳、公証役場でもらったアポスティーユつきの冊子を一式提出します。

ロシア語訳に誤りがあった場合、そのデータが入っているUSBメモリを提出すればその場で訂正してくれます。翻訳証明にかかる費用は、書類1ページあたり4700円です。
翻訳証明はロシア語の翻訳文のみなので、冊子の7枚とアポスティーユの翻訳、パスポート等、全てで9枚分です。翻訳によっては、分量によっては増えることもあります。
可能な限り、一枚でも少なくしたいところですね。



以上です!
この手順で行えば無駄なく手続きを行えると思います。
ぜひ、ご参考までに!

詳しいことは奨学金の担当者、大使館、公証役場に訊くのが1番正確です